父の余命が短いと分かった時、今後の葬儀やお墓をどうしたら良いのかまだ何も決められず、ただ漠然と永代供養で出来るだけ費用がかからないところがあればいいと思っているような状況でした。

ある日突然、病床の父が「樹木葬がいいな…」と母に話したそうです。その翌日に武蔵屋さんの樹木葬の広告が新聞に入っていたのを見つけ、母は運命的なものを感じたようでした。

私たち娘も父が松や花などの植物が大好きで、いつも庭の手入れをして楽しんでいたことを知っていましたので、「樹木葬」という形はとても父らしいと感じ、違和感なく受け入れることができました。また、私たちの家族にはいずれ後継者がいなくなることが分かっていましたので、永代供養という点も契約に至る大きな決め手となりました。

実際、現地見学に行ってみると、墓地は父が長年見慣れた蔵王連峰の中にあり、見晴らしもよく、もしかしたら自宅が見えるかもしれないというロケーションにありました。花や木々に囲まれ、自然の中で眠りたいという父の希望に沿う場所だなという印象を持ちました。また、墓地がお寺の境内の一角であった事が、常に供養していただけるという安心感につながった気がします。

そして現地見学に行ったその日の夜に、父は状態が悪化し亡くなってしまいました。

急な展開で、その後の段取りが分からず困ってしまい、渡邊さん（武蔵屋さんの）に連絡したところ、住職さんとの連絡や葬儀までの流れを丁寧に教えていただき大変心強かったです。その日初めてお会いしたばかりの私たちに、親身に対応していただいたことは本当にありがたく、感謝しかありません。

樹木葬は「後々、子供に負担をかけたくない」という親の思いと、父らしく「好きな物に囲まれて安らかに」という子の思いを同時にかなえてくれました。私たち家族にとっては、理想の形であったと思っています。また、地蔵寺の住職さんのお人柄もほんとにすばらしく、住職さんと巡り合えたことに関しても武蔵屋さんとの御縁に感謝しております。

むさしメモリアルパーク蔵王／２人用区画／山形市松原のＹ様より